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鈴木治郎氏のミクロネシア・ポンペイでの3ヶ月滞在も今年で3年目。
今年もカツオ・マグロの資源問題や現地の珍しい食べ物の話など寄稿してもらった。
数回に分けて連載する。
鈴木治郎元水産総合研究センター遠洋水産研究所浮魚資源部長は昨年に引続き、
今年も中西部太平洋マグロ類管理委員会(WCPFC)のあるミクロネシア・ポンペイに
滞在している。鈴木氏に昨年同様、ミクロネシアの現地の様子を織り交ぜながら、マグ
ロ問題について寄稿してもらった。数回に分けて連載する。
中西部太平洋にマグロ管理の国際条約・WCPFC(西部及び中部太平洋における高度回遊性魚類資源の保存及び管理に関する条約=中西部太平洋マグロ類条約)が発効したのは2004年6月。日本は1年遅れの翌年7月に加入している。 この条約のもとで、日本周辺海域を含む重要海域のマグロ資源の管理を担っているのが中西部太平洋マグロ類委員会だ。 先日、北委員会が日本で開催、27日からは技術順守委員会も予定されているが、今後は資源管理の具体的な枠組みづくりが始まるなど、マグロ類の資源管理において今最も注目される機構である。 WCPFCの事務局はポンペイにあるが、その事務局に鈴木治郎元水産総合研究センター遠洋水産研究所浮魚資源部長が約3か月間滞在した。元研究者の目にWCPFCの実情、日本との関係や課題はどう映ったか。 3か月の滞在記を寄稿してもらったので、数回にわたり連載する。 |