ICCAT・台湾に厳しい制裁措置
             蓄養マグロも管理強化
        
         
                      

(1)台湾対策
スペイン・セビリアで11月14日から開かれていた大西洋マグロ類保存委員会(ICCAT)
年次会合は20日、台湾に対し厳しい制裁措置を課すことを決めた。メバチの過剰漁獲

及び漁獲海域の付け替え等の不正行為により、昨年の会合で改善要求を受けていた
台湾に対し2006年のメバチマグロ操業を今年の98隻から15隻に減らし、残りの船を

全てポジティブリストから外すことで、漁獲枠は1万6500トンから4,600トンに削減する。
操業が認められる15隻についても全船オブザーバー乗船、指定港での水揚げ検査、洋上

転載禁止などの義務を課し、厳しい監視・取締状態に置かれる。ICCATは台湾に対し、
今回の措置を実施した上、さらにIUU漁業の廃絶、過去の不正漁獲の調査・処分、減船

隻数の上乗せ、小型マグロ船の減船などを求めている。こうした条件が実行されない場合、
来年の年次会合で貿易制裁が決定することも決めた。


(2)転載の管理強化
運搬船については、全てICCAT事務局への登録が義務付けられた。港湾での転載には漁船
旗国の確認や港湾国への事前、事後通報、さらに公海上での転載は漁船旗国の事前許可

制となり、ICCATが派遣するオブザーバーの乗船・監視も義務付けられることとなった。


(3)不正蓄養マグロ締出し
蓄養場に搬入する魚を漁獲する漁船をリスト化し、リストに掲載されていない漁船からの搬入
を禁止。ICCATに登録された正規の蓄養場以外の蓄養場やサンプリングを行っていない蓄養

場からの輸入は禁止されることも決めた。また、不法な蓄養が指摘されていたトルコの過剰漁獲
問題は、実態を調査しながら日本と協力し問題解決を図ることとなった。




                                                    以上
OPRT通信 (平成17年 11月 25日)

 

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